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元吃音者の私が本当に苦労した言葉、苦痛だった場面ランキング

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吃音を本気で治そうとされている方はこちらの3記事にすべてをまとめてあります

元吃音者の私が本当に苦労した言葉、苦痛だった場面ランキング

吃音の方々は程度の問題はあれど少なからずどもったり、噛んだりして日常になんらかの影響が出ているかと思います。

私の吃音は何度も話している通り、大学を卒業して就職すぐのある事件から発症しました。会社でどもりが出るとビジネスの基本である報連相さえままなりませんし、会話することやコミュニケーションをとることに恐怖を覚えて極力避けようとしてしまうことからやはり業務に支障が出ます。

基本の報連相さえできないのですから、もっとコミュニケーションが重要になる大事な仕事にも支障をきたしますし、失敗できないというプレッシャーがかかるとさらにどもりはひどくなります。仮に、吃音に理解の職場があったとしても初めて会ったお客様にはそのような理解を期待することもできません。

そうなると必然的に仕事の幅も狭くなってしまいますよね。私は企画系の職ですので、実際にはそこまで支障をきたすことなく騙し騙しそれなりにはできましたが、それでも吃音がなければ仕事の成果は何倍も出せたかなーとは思います。

今日はそんな私が仕事上本当に苦労した言葉や、苦痛でたまらなかった場面をランキングで紹介します。

5位 電話

電話の音は鳴る度に恐怖でしたね。まぁ電話は私が吃音になった原因なので当たり前かもしれませんね。詳しくはこちらで書いてます。
吃音治療のおかげで苦しみ続けたどもりが治った34歳男の話

私は電話だとなぜか自分の名前、自社名が言えませんでした。恐らく吃音の最もオーソドックスな症状の1つではないでしょうか。さらに「お世話になっております」も言えませんでした。通常、会社で電話をとると

「お世話になっております。●●株式会社、▲▲(自分の名前)でございます。」

と言いますよね。この3つ全て言えなかったのです。

今思えば取る振りをして誰かが取るまでもたついたり、電話をかけるときは携帯電話にしたり(固定電話ではどもるけど携帯電話だと言えた)いろいろ工夫をしました。

4位 帰りの挨拶

帰りの挨拶もできませんでした。うちの会社は「お先に失礼します」と言って帰る習慣があったのですが、この言葉が言えませんでした。もちろんみんなに聞こえるような大きな声で言うのですが、かんでしまって「オタキチツレマス!」とかになるのです。クスクス笑われることもあったり、そもそも「なんて言ったの?」という顔をされることもありました。

突っ込まれるのも嫌ですが、みんな見て見ぬふりをしているような感じも苦痛でしたね。

こちらも工夫したのが、お辞儀を3回しながら言うようにしました。リズムですね。「(いっせーのーで)お先に失礼します!」てな感じです。これでもどもりましたが・・・。あと馬鹿な話ですが、この言葉を言わないために誰よりも遅くまで残業したこともありました。

3位 スローガンの唱和

うちの会社の社是とかスローガンがあったのですが、1年に2、3回スローガンをみんなの前で唱和する機会があります。大声で唱和するものですから、大声でどもることになります。大声だと誤魔化しがきかないんですよね。しかも「ホ」「ス」「デ」あたりをどもってします吃音だったのですが、社名にモロにこの言葉が入っていたのでカミカミでした。大勢の前で恥をかくのはつらいものです。

2位 朝礼の司会

朝礼の司会も持ち回りで回ってきます。こちらは2週間に1回程度とかなり頻繁に回ってきます。単に全員の予定を聞いていくだけなのですが苦痛でした。

そのために会社を休みたくなるほどでした。わざとその日に主張を入れたり、打ち合わせを入れて直行したりしていましたが、その翌日に結局回ってきました。このためだけに会社をやめようと何度考えたかわかりません。

1位 挨拶訓練

1位は挨拶訓練です。サービス業として「お早うございます」「お世話になっております」「ありがとうございます」など基本的な挨拶訓練を毎日するのですが、これも本当に嫌でしたね。「失礼致します」がどうしても言えなくて何度も言い直しました。

特に「し」が言えなかったので最後は「・・・っれい致します」みたいな言い方で逃れていました。

こうしてみるとほとんど毎日あることですよね。よく会社を辞めなかったなとは思いますが、実際にはなんか小手先で工夫すれば工夫するほど、どんどんどもってしまう言葉は増えていきましたね。まぁそこらへんは前に書いた吃音の原因からすれば「なるほど」と思えると思います。

吃音が出そうで出なかったシチュエーション

こうしてみると「人前」「自分だけが話している」「大声」などが吃音が出る条件のようにも思えます。

しかし、これらの条件でもどもらなかったのもあります。それはプレゼンです。これも人前で大声で自分だけが話していますよね。なのにどもらなかったのは不思議ですよね。

あとプレゼンと近いですが、会議での報告や発表も大丈夫でした。重度の吃音者でもカラオケだとどもらないということは吃音の有名な特徴としてよく挙げられますが、それと似ていますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。私の場合は吃音の症状が出るのはほとんど会社だったため、ランキングは全て会社のシチュエーションになりました。これを見て吃音を少しでも理解を深めてもらえればと思います。

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事実、私は12年間悩んだ吃音を克服できています。ポイントは脳科学です。

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